るもーめんと

--- 猫と海外暮らし in KOREA ---

涙と共に過ごしたソル2022

 

今年の旧正月は2月1日だった。コロナで制限されている集まれる人数は6人。臨月を目の前に控えてる私は、行かなくていいのでは?という、淡い期待を持ちながら過ごしていた。

 

だがしかし。待てど待てど「来なくていい」という言葉は聞けず、ソル前日はいつも通り準備を手伝いに行った。手伝いに行っても、ほとんど何もさせてもらえない。毎回夫と一緒に豆もやしの処理や、栗の皮剥きをするくらい。

 

ひたすら豆もやしと戦っていると、毎回、自分はこんなところで何をやっているんだろう...と、少し鬱気味になる。そんな中、今回は処理の仕方で夫と言い合いになった(めっちゃしょうもないこと)。

 

その時に夫が、「るもはいつもこれしかしないけど、僕は何年も色んな準備をしてきてるから、頭がこんがらがることだってあるんだ」と言われた。

 

"なんなん。その言い方。そもそもそちらが、こんなことくらいしかさせてくれないんだろうが" と、本当にイライラしかしない状況。

 

そんな言い方をされるのが悔しくて、義姉に何かさせてくれと言いに行くも、「あんたに何ができるっていうんだ」と言われてしまう始末。

 

そんなこと言われてまで仕事しようと思えるわけもなく、みんなに「横になって休んどけ」と言われたので、もう何も考えず、隣の部屋で寝てやった。

 

横になりながら、思うことは一つ。"何もしなくていい、横になって休んでなさいと言うのなら、なぜ「来なくていい」の一言が言えないのだろうか" ということ。

 

もちろん私の体を気遣って言ってくれてるのはわかっている。わかった上でそんな風に思ってしまう私は性格が悪すぎる?ひねくれすぎ?私が間違ってるのか?と若干自己嫌悪になったり。

 

そんな感じでモヤモヤだけが残り、その日は終了。

 

義実家は、徒歩15分、車で5分の同じ村の中にある。この近さの最大のメリットは、ミョンジョルであろうがなんであろうが、必ず自分の家に帰れて、自分のベッドで眠りにつけること。ただそれだけ。

 

 

日付が変わり翌日、朝7時に義実家へ。夫と義母と3人でチャレの準備。ほぼ臨月の私はとにかく体が重くて、何よりも大きなお腹で足腰やられて悲惨な中、色んなものを運んだりですぐに疲れてしまう。

 

自分のできる限りの力を振り絞って作業していたが、またあの言葉を言われることになる。

 

そう...。「横になって休んどけ」...。

 

大丈夫だと言って続けるも、若干イライラしてる夫から「いいから横になって休んどけ」と言われて、反抗してまで働く意味がないと悟り、別室でまた寝ることに。

 

寝ながら、思うことは一つ。"なぜ「来なくていい」の一言が言えないのだろうか" ということ。完全に前日のデジャブな笑。

 

もうそこからは、ひたすら涙が出て止まらない。自分の親にも会えない中、本当に私はこんなところで何をやっているんだろう。涙と鼻水で顔はぐちゃぐちゃ。

 

こうなったらもう何もしないと決めた。

 

その後、従兄弟が来てチャレが始まったが、私は部屋にこもり、寝続けた。何ならちょうどいい感じに睡魔が来て、爆睡してしまい記憶が完全に遠のいていた。多分泣き疲れ。子供か笑。

 

天国にいてる義父や義祖父母からは、こんなどうしようもないポンコツな嫁は、完全に呆れられてるかもしれないが、もうそんなのどうでもよくなっていた。"妊婦のメンタルなめんなよ精神" が全開だった。

 

チャレが終わり、ご飯を食べようと夫が呼びに来たが断った。実はトックッは苦手。妊娠中の今は特に受け付けない気分だった。イライラとモヤモヤで食欲もなかった。

 

片付け中も、私はひたすら寝ていた。何もしなくていいと言われるので、もうめんどくさいので抵抗せずに従うことにした。妊婦の特権だと無理矢理プラス思考に切り替えて。

 

片付けを済ませた夫が部屋に来て、帰ろうかと言う。そしてまた義姉たちが来る夕方に出直すと。家に帰るともう出たくなくなるので、もうこのまま夕方までいようと提案し、数時間ゴロゴロして過ごした。

 

夕方になり、義姉や姪っ子たちと韓牛をお腹いっぱい食べ、果物もたくさん食べて、ただでさえ大きなお腹がもうはち切れる寸前までさらに大きく成長。

 

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私が好きなチョネヒャンをもらい、タップリの出産準備に使いなさいとお小遣いまでもらい、いつも通り片付けなど一切することなく、家に帰った。

 

家に帰ると、いつも「お疲れ」だけで終わる夫が、「疲れたでしょ。お疲れ様。ありがとうね」と言ってくれた。え。どうしたん?何何?ミラクル?私の前のチュソクの時のブログでも見た笑?

lumoazo.hatenablog.com

 

やっぱり「ありがとう」と言われるだけで、少し落ち着く自分がいたし、素直に嬉しかった。そんな普通なことで喜ぶなんてレベルが低すぎるけど、それが私の今の現実。そして期待せず、諦めてたことで嬉しさに繋がった部分もあるだろう。

 

次の日は、夫だけが義実家に行き、私は一日中ゴロゴロして過ごした。毎度のことながら、たくさんもらってきたおかずたちの消費に明け暮れることになるが、毎日のご飯を考えなくていいし、作らなくていいし、夫が勝手に準備して勝手に食べてくれるし、楽できるということで、ポジティブに捉えていこう。

 

 

ミョンジョルを過ごしていつも思うのは、自分の父も母もよくやってたなぁ~という感心の眼差しを向けてしまう。幼い頃の記憶に残っているのは、父方の実家でも、母方の実家でも、みんな楽しそうにわいわいと過ごしていた。

 

定期的にみんなで旅行にも行ってたし、私は従兄弟たちと遊べて楽しかったけど、自分が母の立場なら結構キツいなと、今現在結婚して嫁の立場を経験している身として思う。ちょっと尊敬しちゃうレベル。

 

 

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連休後のジャンキーな食べ物は身に沁みる。バーキンに通い過ぎてる我が家は、やたら無料クーポンが発生するため、それを使うためにまた通うことになり、結果食べ過ぎている現状。いいのか悪いのか。体的にはかなり悪い習慣やわな。

 

 

なんだかんだで旧正月の連休は終わり、夫はトックッとビビンバと天ぷらの消費に終われ、私はせっせと果物の消費をする日々。普段果物を自ら食べるタイプではなかったけど、妊娠して味覚が変わり、果物大好きになった今は嬉しい悲鳴となっている。

 

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バナナを一気に3本も消費したバナナブレッド。おいしくできたので食べすぎたら、また体重が一気に増えてしもたわな。もう妊娠前+10キロで出産という目標は難しそうだ笑。

 

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