夫は韓国人、そして私は日本人。なので私達の間に生まれる子供は日韓ハーフになり、ただでさえ真剣に悩むであろう名付けに、さらに頭を悩ませることになる。
韓国の名前と日本の名前を考えるにあたって
1.漢字も読み方も同じ
2.同じ漢字で読み方を別々
3.同じ読み方で漢字を別々
4.同じ意味で名前は別々
5.完全に名前を別々
といったパターンがある。
一番いいのはもちろん1の漢字も読みも同じの名前。でもこれがなかなか難しい。そもそも同じ読み方の漢字が少なかったり、韓国で名前に使う漢字は日本では名前に使えないような難しい漢字が多かったりする。
なので、漢字も読みも同じにすることを優先させると、自然と選択肢が狭まってしまう。そうなると使いたい漢字も使えず、結構無理矢理決める感じになったので、3の同じ読み方で漢字を別々にすることにし、まずは名前を考え、漢字は後から考えようとなった。
韓国と日本、どちらの国でも違和感ない名前を調べてみると、ユナ、ユリ、ユミ、ミナ、ハナ、ソラ、ナミ、リナ、ハル、ジュリ…などが出てきた。
かわいいなと思ってた名前があっても、人生これだけ生きてると、友人の名前とかぶったり、友人の子供の名前とかぶったりしてなかなか難しい笑。
次に、韓国と日本の最近の名前ランキングを見てみた。上位にランクインしている名前はできるだけ避けたい。なぜならば、名字が全国ランキング1位のキムだからだ。名前までランキング上位になると、同姓同名に遭遇する率がアップしてしまう。
そして何より、"人と同じ"というのがあまり好きじゃない私は、オリジナリティを求めてしまう。名字がキムなので尚更。あぁ難しい。
さらにこの"キム"という名字は、違う面でも私を苦しめた。
いいなと思う名前の候補に、ラ行で始まる名前がいくつかあったのだが、キムのパッチム"ㅁ"の後にラ行の"ㄹ"がくると、発音が"ㄴ"に変わってしまうという問題にぶつかったのだ。
例えば、김리나(キムリナ) → 実際の読み方は、김니나(キムニナ) になってしまう。難しさ倍増。
というわけで、ラ行始まりの名前は全て却下。ちーん。
そういった発音の変化も気にしないといけないけど、そもそも名前自体を親である私達や、家族達がちゃんと発音できる名前を考えないといけない。
夫とふたりで、
私「○○は?」
夫「韓国にはない名前だからおかしい。△△はどう?」
私「日本でちょっと違和感があるかも。じゃあ□□は?」
夫「いいけど、名字がキムだから合わない。☓☓は?」
私「発音が難しい~」
といった会話が繰り広げられる日々が続いた。色々と悩むけど、ワクワクする幸せな悩みだった。
結局決まった名前は、韓国でも日本でもあまりいない名前。響きも意味もすごく気に入った。
漢字は、韓国での漢字は夫が、日本での漢字は私が考え、それぞれの漢字に"こんなふうに育ってほしい"という願いを込めて、無事決定。
タップリに対して、さらに愛着が湧いた瞬間だった。私達からの最初のプレゼントである名前。気に入ってくれるとうれしいな。
ふぃるの名前を考える時も、すっごくワクワクしながら考えた思い出があるけど、子どもの名前はまた違った楽しみや悩みが出てくることを知った。
ちなみにふぃるという名前もすごく気に入っている。あまりいない名前だし、お世辞でも「いい名前だね」と言われると嬉しくなる^^
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