るもーめんと

--- 猫と海外暮らし in KOREA ---

韓国で2度の流産を経験した話④ -2度目の妊娠-

 

lumoazo.hatenablog.com

↑ 前回の続き。

 

初めての妊娠で通った病院は、私が住んでる釜山では結構有名な病院なので、友人や知人も何人かここで出産をしていて、いい病院だと聞いていた。だからこそ、やっぱり先生って本当に大事。日本のような配慮や気遣いまで求めてはいけないとはわかってはいるけど、何にでも限度というものがある。

 

でもまぁ術後の経過もよく、もう病院に行かなくてもよくなったので、もうあの病院のことは忘れようと思った。今では、あのままあそこに通い続けることにならなくてよかったとさえ思う。

 

術後は少しゆっくり休み、予定通り生理も再開した。韓医院へ行き、国民幸福カードの残りで流産後にいい韓薬も作ってもらい、体調もどんどん回復。

 

体的、精神的にも動けるようになってからは、友人と飲みに行ったり、夫が旅行を企画してくれたり、辛かったことを完全に忘れることは無理にしても、かなり気が紛れて、考え込むことなく元気に過ごすことができた。

 

初期流産の確率は15%。意外と高めのこの確率。流産したと言うと、「私も経験あるよ」「私も2回したけど今では2人の子供がいるよ」などの返事が返ってくることが意外と多く、結構たくさんの人が経験してるんだということを知った。色々勉強したつもりでいたが、この頃の私はまだまだ全然知識がなさすぎた。

 

辛い思いはしたけれど、当時自分自身が妊娠できる体なのかもわからなく、自信もなかった身だったので、ちゃんと妊娠できるということがわかったという事実を、これからの自信につなげようと、気持ちを切り替えていった。

 

そしてまた夫と話し合い、妊活は年明けに再開して、私達の誕生日付近に出産できたらいいね。それが無理でも、2021年中の出産を目標にしようということになった。

 

なので、年内は心も体も楽に過ごそうと、好きなものを食べて好きなことをしながらマイペースに過ごしていた。そんなある日、流産した後は生理周期が変わり、予測が難しいけど、なんとなく遅れてる気が...。そして、前に妊娠した時と同じような熱っぽさと異常なほどの眠気に襲われる。

 

え?まさか...。とは思いながらも、翌日の朝に検査薬をしてみると...

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陽性。手術から2か月後の妊娠。正直予定外で予想外の展開だったので、ただただビックリ。喜びを遥かに超えた驚き。前回のことがあるから、喜んではいけないと自分自身でかなりセーブをかけていたところもある。

 

夫に伝えると、夫もかなり驚いた様子で、こんなことを言った。

「るもは아기공장(赤ちゃん工場)だね!」

え。はぁ?なにそれ。ただただ殺意を覚えた。この言葉、一生忘れない。ブチギレるも、冗談やん!って返されて話にならない。妊娠発覚した瞬間に、"こんな発言する人の子供を産んで大丈夫なのだろうか"という疑問まで生まれる。なんだか最悪な幕開け。

 

その時はまだ超初期だったので、前回同様6週になってから病院へ行くことにした。もちろん前回の病院には行かず、色々検索し、先生もどの先生がいいかまで調べた。

 

病院に行く当日の朝、まさかの出血。何だか嫌な予感。でもとりあえず受診することにした。

 

病院に着くと、クリスマスが近かったのでクリスマスツリーが飾られていて、私にも素敵なクリスマスプレゼントが来てくれてることを願いながら待った。

 

初めて行く病院なので夫と一緒に行った。でも前回学んだことが色々あるので、あくまで付き添い。先生や看護師さんとの会話は私がちゃんと自分でしようと意気込んでいた。

 

先生は50代くらいのおじさん先生。担当の看護師さんも40代くらいのすっごく感じのいい人だった。2人共ちゃんと私と会話をしてくれて、これくらい話せて理解できてれば1人でも来られるねとも言ってくれた。前の病院の先生や看護師という比較対象があるだけに、すごく穏やかで優しく感じた。

 

だがしかし。問題発生。内診をしてもらった結果、胎嚢らしきものは確認できるものの、大きさが4週くらいの大きさで、もしかしたら胎嚢ではなく水かもしれない可能性もあるとまで言われる。でも本当に素人が見てもわかるほど小さかった。

 

そして、出血していたのはおそらく着床出血だろうと言われ、特に心配することはないとのこと。

 

最後に、胎嚢を育てるためにお尻に注射をされ、毎日寝る前に入れる膣錠を処方された。1週間後にもう一度見てみようということになった。そして、子宮頸がん検査などの初期検査はまだしないでおこうと言われ、母子手帳と妊娠確認書だけ発行された。こんな状態でも発行してもらえることに驚いたけど、すごくありがたかった。

 

初診を終えてみての心境は実に複雑。今回見えたものが胎嚢ならそれはそれで小さすぎるから不安だし、もし胎嚢じゃなかったら妊娠反応は出てるわけだから異所性妊娠の可能性が出てくる。どちらにしても不安要素で溢れている...。

 

マイナスな方に考えすぎて、落ち込んでいると、夫にキレられる。キレ返す気力もなければ、本当にこの人の子供を産んでいいのだろうかという疑問。再び。2回目笑。もう正直しんどい。

 

そして迎えた1週間後の2回目の受診日。どうか大きく育っていてと願いながら内診してもらうと、無事成長してくれていた。でもまだまだ小さい。心拍もまだ確認できないレベル。なのでまたお尻に注射をされ、また新たに膣錠も処方された。

 

でも胎嚢だったということがわかっただけでも嬉しく、排卵が遅かっただけだと思って、この子を信じよう!と心に誓った。

 

夫からは、「ほら。何も心配することなんてない」とドヤ顔で言われる。若干イラっ笑。でもイライラより嬉しさが勝っていた^^

 

つづく

 

 

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