るもーめんと

--- 猫と海外暮らし in KOREA ---

韓国で2度の流産を経験した話② -初診と不信感-

 

lumoazo.hatenablog.com

↑ 前回の続き。

 

初診に行き、女の先生を希望し、診察室前で待つように言われる。夫の休日に合わせて行ったのでその日は土曜日。産婦人科は人で溢れかえっていた。

 

診察室の前にはモニターがあり、名前が一覧で出ているため、みんな3文字なのに私1人長いから一瞬で外国人だとバレるなぁと思った。

 

その名前一覧の隣には、先生の顔写真があった。こんな先生なんだぁと思いながら、ボーっとして待った。

 

そしてついに呼ばれて、診察室の中へ。一旦入ってびっくりしたのが、表のモニターに写ってた写真と全然違う先生の姿。すっぴんで髪はボサボサ。写真は化粧とフォトショで少しよく見せてはいるだろうがあまりにもひどいと思った笑。

 

さらに、症状であったり、どのくらい韓国語が理解できるかなどの話をしている間、私が頑張って答えても、ずっと夫の方ばかりを見て、夫にばかり話しかける先生に少し不信感を抱く。

 

そんな微妙な気持ちで内診台のある隣のスペースに移動。ちゃんと胎嚢が確認できるか、緊張の瞬間。

 

無事確認できたけど、6週なのに卵黄嚢が見えず、想像してた感じと少し違った。検索しすぎて色んなエコー写真を見てしまったために、完璧な理想の胎嚢を想像しすぎてたのもある。

 

すると先生が、「少し小さいけど、排卵日が遅めの可能性もあるから。生理周期は長めな方でしょ?」と言った。

 

するとすかさず夫が「そうですね」と答えた。

 

そして、「じゃあ次は、チュソクの連休がかぶるので3週間後に来てください」と先生から言われて終了。

 

私は、嬉しさとモヤモヤの間にいた。

 

何とか無事胎嚢を確認できた喜びと、決めつけながら話す先生に、私の体のことなのに何も知らない夫が勝手に受け答えし、先生と夫だけで会話が進み、私の入る隙がない雰囲気へのモヤモヤ。

 

この時の私、生理周期29日。長くも短くもなく正常だと思う。もちろん夫が私の生理周期を把握してるわけもなく。スーパーイライラしたけど、夫も舞い上がっていたのだろう。そしてイライラしながらもブチギレなかった私もきっと同じように舞い上がっていたのだろう。

 

でも、あの時私がもっと主張していれば、状況は少し変わっていたかもしれないと、今考えれば思う。3週間後と言われた検診も、1週間後と言われてただろう。色んな知識がついた今となっては、あの週数であの胎嚢は絶対1週間後に再度確認するべきだったと思う。

 

初めての妊娠、韓国で初めての産婦人科、色んなことが初めてで緊張もしていたし、どこか現実味がない感覚があった。とはいえ、夫に任せっきりになっていたのも今となってはかなりの反省点。

 

でもまぁ、結局この時は嬉しさの方が勝っていたのだろう。病院後は、気になってたお店で外食し、近くにあった赤ちゃん用品店に寄ったりして、気分は最高潮だった。

 

その後日、義家族が誕生日をお祝いしてくれることになり、私がお酒が飲めないので事情を説明せざるを得ない状況に。まだ言いたくなかったけど、本当に酒飲みは隠せない。運転もしないし、嘘のつきようがない笑。

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義家族が誕生日を祝ってくれた日

でもみんな喜んでくれて、本当に嬉しかった。妊娠って、家族のことをこんなに笑顔にすることができるんだ!ということを知った。

 

そして、全ての人にとって "人の妊娠=おめでたい" ではなく、みんながみんな「おめでとう!」と喜んで祝福してくれるわけではないことも知った。

 

報告する人はちゃんと選ばないといけないと思ったのと同時に、自分にとって本当に必要な人を再確認する形となった。

 

初めての妊娠は知らないことがいっぱい。妊娠したからこそ気づくこともいっぱい。

 

つづく

 

 

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