るもーめんと

--- 猫と海外暮らし in KOREA ---

生活に深みを

 

海外で暮らせば世界が広がると思っていたが、よく考えてみると、"今まで生きてきた中で今が一番狭い世界で生きているのかもしれない"と気づいた。

 

昨日は久しぶりに夫婦喧嘩をした。原因は思い出せないくらい本当に些細なこと。自分の意見を言い合う喧嘩はいくらでもしていいと思っているタイプだが、昨日のようなくだらない内容の喧嘩ほど無駄なことはないと思っている。時間もエネルギーも。本当に無駄がすぎる。

 

でも、そういった些細でくだらない内容が原因の喧嘩であればあるほど、ずるずると長引くものだ。というか、私はすぐにでも切り替えたいタイプだが、夫は完全に真逆。すぐ切り替えようとする私に対し、"どうしてそんなにすぐ笑うことができるの?"と不思議がるレベル。なので結局いつも、夫の機嫌直り待ちをしなければならない笑。

 

正直めんどくさい。でもみんながみんな同じ考え方なわけないし、怒りの沈め方、切り替えのタイミングなんて人それぞれだということもわかっている。逆に私が、夫のようになれと言われても難しいように、夫に早く切り替えろと言っても難しいだろう。

 

昨日の喧嘩中、夫は外に出て行った。夫は車でどこでも行けるし、近くに実家もあるし、すぐ会える友達も近くにいる... でも私は運転もできなければ、実家は海の向こう、もちろん近くに友達なんていない... そんなことを考えてたら、なんだか怒りと悲しみが混ざった虚しさのような感情に支配され、私も家を出た。

 

喧嘩がヒートアップした時、たまにするこのプチ家出。いつもは適当にバスに乗り込み、あてもなく市内をぐるぐるしたり、海まで行ったりするのだが(何回家出してんねん笑)、今回は、最近ウォーキングで体力がついてきてるので、隣町まで歩くことにした。その時歩きながら思ったことが、冒頭にある一文だ。

 

まぁそもそも、海外で暮らせば世界が広がると思ってたこと自体が間違いなのだが、今が一番狭い世界で生きているのは、あながち間違ってない。コロナ禍で色んな制限があるから余計にそう感じるのかもしれないが。

 

そんな狭い世界とか言いながら、その狭い世界を選択してるのは自分であって。さらには、世界を広げたいともそこまで思ってないことに気づいたり(どないやねん笑)。最終的に行き着いた考えは、この狭い世界でも深めていけば広げるよりも充実していくのではないかと。

 

元々交友関係も"浅く広く"なタイプではなく、"深く狭く"タイプな私。内容は違うけど、そんな感じで自分の今の生活も、少しでも充実した時間が増えるように、狭くても深みを出していけたらなと思った。

 

自分が選んだこの生活や状況の中で、どれだけ楽しめるか、どれだけ"よかった"を見つけることができるかで、生活の深みも変わってくるだろう。 

 

そんな考えに行き着いたところで、家出中の夫から家出中の私に電話があり、無事合流して家に帰り、愛猫ふぃると3人でテレビを観て仲直り笑。

 

f:id:lumoazo:20210403235119j:plain

今年もふぃると家でお花見。上から見下ろす桜は、木の下から見上げるのとはまた違った顔を見せてくれるので、それはそれで新鮮。

 

桜の季節が毎年どんどん前倒しになっている。さらに今年は雨や黄砂で、あまり桜を綺麗に見れるタイミングが少なかったように感じる。来年こそは、久しぶりに鎮海の桜を見に行きたいな。

 

 

YouTubeInstagramTwitter

https://link.inpock.co.kr/lumoazo

 

 

にほんブログ村 家族ブログ 国際結婚夫婦(韓国人)へ
にほんブログ村