るもーめんと

--- 猫と海外暮らし in KOREA ---

マウルバスって自由

 

私が住んでいる場所は韓国釜山。

釜山は韓国第二の都市で、日本でいう大阪のような位置付け。第二の都市だからすごく都会なイメージがあるけれど、釜山には都会も田舎もあり、海も山もある。

 

そして私は田舎の小さな村に住んでいる。家の近所ですれ違う人はほぼ老人。ここに住むことに決めた一番の理由、それは静かだから。前は大通り沿いに住んでいて、本当に騒音に悩まされる日々だったからだ。なので前の家に比べると本当に静かで天国だ。

 

でもメリットがあればデメリットもあるわけで。単純に不便な点。韓国に来たばかりの時だったら普通に選んでないような場所だ。近くに地下鉄の駅はなく、駅に行くまでバスに乗らないといけない。今ではどんなところにもバスで自力で行けるようになった。

 

今の家に引っ越して来てからというもの、一般バスではなくマウルバスに乗る機会が増えた。というのも、一般バスに乗るためには家から大通りまで行かないといけないが、マウルバスは村の入り組んだ道も走ってくれる。まさにマウル(村)バス!

 

場所によっては、一般バスと同じ大きさのマウルバスもあるが、ほとんどのマウルバスは少し小さめのバス。マウルバスで一旦経験を積んでから一般バスを運転できると聞いたこともある。この間は若いお兄さんが運転していてびっくりした。

 

一方、先日乗ったバスで年配の運転手さんが停留所以外のところでおばあさんを降ろし、さらには市場で買ったたくさんの食材を降ろしてあげていた。マウルバスの運転手さんはそんなことまでしてくれるんだぁと感心していたら、運転を再開し始めた運転手さんが、他のお客さんに話し始めた。「さっきのうちの奥さんなんだ。今日は家で法事があるんだよね」と。バスをマイカーのように使いこなしてる自由さにふふふと笑ってしまった。

 

マウルバスに乗ってる人はいつも8割以上がお年寄りで、停留所じゃないところでも、「ちょっとここで降ります」と言って、自分の降りたいところで降ろしてもらってるおじいさんやおばあさんをよく見かける。

私もいつか言ってみたいと密かに憧れている。

 

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昨日は冬至だった。韓国では冬至の日に小豆粥(팥죽)を食べる風習があり、義母から夫に小豆粥を作ったけど食べるか?と電話があったらしいが、夫は甘くない小豆粥が苦手だから食べないと断ったらしい。

なんていう息子!せっかく作ってくださったのに!と思いながらも安心してる私がいる。実は私も小豆粥が苦手。ふふふ。

 

 

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